2017年10月6日号 Vol.311

歴史に裏付けられた能の美と
コンテンポラリー・ダンスを融合
「能ナウ」シリーズ第1弾「SAYUSA−左右左」


Photo by Terry Lin


ジャパン・ソサエティー(JS)が10月13日(金)、能とコンテンポラリー・ダンスのコラボレーション「SAYUSA-左右左 」を上演する。北米初演。上演は英語。
JS創立110周年記念特別企画である「能ナウ」シリーズの第1弾で、横浜能楽堂との国際共同制作による舞台作品だ。演題の「左右左」(Left-Right-Left)は、体と足の運びを示す能の型のひとつに由来している。
構成・振付を手がけるルカ・ヴェジェッティは、ニューヨークとボローニャを行き来する話題の振付家。最古の能作品「翁」と、古典能「羽衣」に着想を得て、この作品を構成・演出した。ヴェジェッティはかねてから、600年以上の歴史に裏付けられた能の美の本質を研究。自己の振付作品に取り込んでいる。
この公演は、ヴェジェッティにとって初の能楽囃子方とのコラボレーション。大蔵流小鼓方十六世宗家の大倉源次郎(重要無形文化財総合認定)が音楽監督として参加し、日本文学と能研究の第一人者ドナルド・キーンが原案を指導している。
前衛ダンスの大御所で舞踏の創始者の一人笠井叡、コンテンポラリー・ダンスの中村恩恵、鈴木ユキオが参加するほか、能楽笛方藤田流十一世宗家の藤田六郎兵衛が笛を、能楽師長山桂三の長男で能楽師子方の長山凛三が謡いを担当する。

●関連イベント
大倉源次郎による能楽囃子ワークショップが開催される。能で用いられる四つの楽器のひとつ小鼓のワークショップ。参加者は「エア」小鼓を使い、能楽囃子の代表的なリズムや唱歌を学ぶ。

SAYUSA−左右左
■10月13日(金)7:30pm
 ※終演後レセプションあり
■一般$35、JS会員$30


★ワークショップ
■10月14日(土)
 10:30am-12:00pm
■一般$45、JS会員$35


■会場:Japan Society
 333 E. 47th St.
 (bet. 1st & 2nd Aves.)
■申込み: 212-715-1258
www.japansociety.org


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